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平成21年2月3日提出の要望書全文について

平成2123

     殿

 

                                                            本丸会館とまちづくりの会                                                     

代表  本田 恭子 (押印)

高岡市本丸会館本館(旧高岡電燈株式会社本館)の保存活用に関する要望書

 拝啓 時下益々ご清祥のことと存じあげます。
 日頃より、本会の活動につきましては、多大なるご理解とご協力を賜り、厚く御礼申しあげます。
 さて、高岡市においては、現在、高岡市本丸会館の廃止解体計画を進められている由、聞き及んでおります。
 高岡市本丸会館本館は、日本初の建築デザイン運動である分離派建築会のメンバーであり、その後清水組において宮市大丸富山店(旧富山大和)などを設計した矢田茂が関与して、昭和9年に建築されたものであります。また、この建造物は高岡電燈株式会社本館として、商都高岡の近代化の原動力となったものでもあります。
 現在、富山県と高岡市は、近世高岡の文化遺産群の世界文化遺産登録を目指し、世界文化遺産をめざす高岡市民の会の活動とともに取組んでいるところであると認識しております。
 この取り組みは、平成20926日、文化庁文化審議会文化財分科会世界文化遺産特別委員会の審議結果により、総合的評価はカテゴリーⅡと評価され、近世都市が城下町から商工業都市へと変容する過程を伝える資産としての評価は高いと判断されましたが、暫定リスト記載は見送られました。
 委員会は、カテゴリーⅡに該当する資産について、提案地方公共団体において引き続き世界遺産を目指す場合、主題の再整理再構成資産の組みかえ、更なる比較研究等により、内容の大幅な見直しを行うことが必要であるとしています。

 高岡の資産についての課題は、近世に起源を持ち、近代に発展を遂げた商工業都市の全体像を明らかにすることとしています。
 共同提案自治体である富山県及び高岡市は、この審査結果を受け、今後も世界文化遺産登録活動に向けて取組む姿勢を内外に示しているなかで、近代化の象徴的遺産である高岡市本丸会館本館(旧高岡電燈株式会社本館)の存廃問題は、市民をも巻き込んで展開している世界文化遺産登録活動に多大なる影響を与えるものといえます。
 貴下におかれましては、この建物の持つ高い文化的意義と歴史的価値について、ご理解をいただき、高岡のかけがえのない文化遺産が永く後世に継承されますよう、格別のご配慮を賜りますようお願い申しあげます。

                                                敬具

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